インキュベーションラボでできること
医療現場に立ち入り、現場の観察ができる
医療現場を実際に観察することで、外からでは分からない発見や現場のニーズを具体的に把握することができます。



■ ニーズ探索例 | 動画:IVRセンター探索 |
■ ニーズ例 | 動画:IVR腹臥位ニーズ |
動画:IVR下顎挙上ニーズ |
(上記ニーズとマッチング希望の方はきびだんごnetにアクセスください)
企業の開発者と医療従事者とが自由に意見交換できる
自社の医療機器や技術について、医療機器を日常的に使用している医療従事者の率直な意見を直接聞き、開発に役立てることができます。



岡山大学病院内の「インキュベーションラボ」で医療従事者の助言のもと試作品を作成できる


- 企業開発人材と医療従事者や研究者を結んで開発できます。
- 病院内に活動拠点が持てることで、PDCAサイクルを速く回すことができます。
インキュベーションラボ室内・研修の様子



病院でものづくり6か月コース モデルケース
「病院滞在型教育・開発」6か月コースのモデルケースです。
※12か月コースの場合も3か月ごとに研究計画の見直しを行います。


病院滞在型人材教育の研修例
病院でものづくりに必要となる知識・ルールについて学びます。
岡山大学・岡山大学病院が主催する講習会やセミナーの受講も可能です。(有料の場合あり)
研修内容 | 目 標 |
---|---|
1.医療現場での振る舞い方 | 医療現場におけるマナーや留意事項を理解し、現場での意見交換に積極的に携わる。 |
2.医療倫理と研究倫理 | 医療倫理、研究倫理について理解する。 |
3.個人情報の保護と守秘義務 | 個人情報・診療情報について理解し、取扱いの重要性と保護対策を理解する。 |
4.感染制御/院内感染について | 清潔/不潔の理解を深め、患者や自ら・医療従事者への感染防止について理解する。 |
5.安全管理について | 医療現場事故やインシデントについて理解し、医療機器の安全管理・事故防止法について学ぶ。 |
6.医療機器の関連規制について | 医療機器の開発プロセスや承認申請、PMDA相談について学ぶ。 |
7.知的財産について | 知的財産や特許権等について理解し、その管理・保護と守秘義務について学ぶ。 |
体制
岡山大学病院、岡山大学研究推進機構医療系本部、インキュベーションラボがサポート
- 受け入れ診療科の教職員(医師・歯科医師等)、関連する部門・センターのコメディカルスタッフが企業開発人材の受け入れを行います。
- 学識経験者、企業の開発経験者が試作品の製作をお手伝いします。
インキュベーションラボ
岡山大学病院内にオープンアクセススペースを設置
- インキュベーションラボ内に試作品製作用の机と工具を準備しています。
- Wi-Fi完備、Web会議システム、複合機、会議室の利用が可能です。
- 個人用ロッカー、共用デスク、企業別鍵付きキャビネットを用意しています。
- 開発をしながらインキュベーションラボで通常業務も可能です。
- 駐車場あり(条件有・有料)、制服(白衣・スクラブ)貸与あり。

受入診療科・部門 ≪順次拡大予定≫
複数の診療科で診療実態に応じた現場教育が可能
- 放射線科
- IVRセンター
- 手術部
- ペインクリニック
- 麻酔科・蘇生科
- 救急部
- 集中治療部
- 周産期管理センター
受入詳細
随時受付
- 受入期間
- 6か月、12か月(プラン選択可能)
- 受入企業数
- 4社程度
- 受入の可否については、事前に岡山大学病院 研究推進課までご相談ください。
- 受入希望時期についてはご相談ください。
受け入れに掛かる諸費用
直接経費 | 間接経費 | 受入研究料 | 合計 (1名・税込み) |
|
---|---|---|---|---|
6か月プラン | 297,000円 | 89,000円 | 214,000円 | 600,000円 |
12か月プラン | 594,000円 | 178,000円 | 428,000円 | 1,200,000円 |
- 岡山大学と企業の間で共同研究契約を結んでいただきます。企業開発者は「共同研究員」として学内での活動が可能になります。
- 試作品の開発に必要な設備利用料、材料費、水道光熱費、旅費等は直接経費に含みます。
お申込み方法
- 事業へのお申込み / 申込書提出
- 人材育成・開発要望等のヒアリング(面談等)
- 受入のための準備 / 受入時期の決定
- 共同研究契約締結
- 受入開始