概要

医療機器の多くは、臨床現場のニーズから生まれます。医療現場には多くの課題やニーズがありますが、まだ十分な研究開発がなされているわけではありません。岡山大学病院は、医療現場を取り巻く様々な課題や医療ニーズをテクノロジーで解決できる人材の育成と、企業とアカデミアのオープンイノベーションの推進を目指します。 医療ニーズを解決できる人材の育成と製品の事業化を目指します。

病院滞在型教育・開発ではこのような企業を募集します!

BIZEN包括会員としてできること

医療現場に立ち入り、現場の観察ができる

医療現場を実際に観察することで、外からでは分からない発見や現場のニーズを具体的に把握することができます。

 
■ ニーズ探索例   動画:IVRセンター探索
■ ニーズ例   動画:IVR腹臥位ニーズ
  動画:IVR下顎挙上ニーズ

  (上記ニーズとマッチング希望の方はきびだんごnetにアクセスください)

企業の開発者と医療従事者とが自由に意見交換できる

自社の医療機器や技術について、医療機器を日常的に使用している医療従事者の率直な意見を直接聞き、開発に役立てることができます。

医療従事者の助言のもと試作品を作成し、PDCAを回せます。

 

病院内のラボ室内・研修の様子

病院滞在型人材教育の研修例

病院でものづくりに必要となる知識・ルールについて学びます。
岡山大学・岡山大学病院が主催する講習会やセミナーの受講も可能です。(有料の場合あり)

研修内容 目 標
1.医療現場での振る舞い方 医療現場におけるマナーや留意事項を理解し、現場での意見交換に積極的に携わる。
2.医療倫理と研究倫理 医療倫理、研究倫理について理解する。
3.個人情報の保護と守秘義務 個人情報・診療情報について理解し、取扱いの重要性と保護対策を理解する。
4.感染制御/院内感染について 清潔/不潔の理解を深め、患者や自ら・医療従事者への感染防止について理解する。
5.安全管理について 医療現場事故やインシデントについて理解し、医療機器の安全管理・事故防止法について学ぶ。
6.医療機器の関連規制について 医療機器の開発プロセスや承認申請、PMDA相談について学ぶ。
7.知的財産について 知的財産や特許権等について理解し、その管理・保護と守秘義務について学ぶ。

体制

「BIZENプログラム」では、病院および大学を企業や研究者がフレキシブルに活用することで、オープンな場所での交流を通じて、 新しいビジネスを生み出すことを目的としています。プログラムをサポートする「エキスパート」を25名配置し、 プログラム参加者をコーディネートし、コア人材や事業を育てます。


 基本会員
医療系オープンイノベーションを目指すための知識や情報の収集・蓄積を支援する。
情報収集 大学・病院やBIZEN参加企業等のオープンイノベーションに関する活動報告
交流会・相談会への参加 研究者やエキスパートからのテーマ説明と交流会/相談会
教育プログラム・セミナーへの参加 人材育成プログラム/BIZENデバイスデザインコース/BIZEN主催セミナー
スペースや備品の使用 ラボ内フリースペース及び付属する設備ならびにセンターが貸与する備品の使用
   
 包括会員
基本会員支援に加え 人材育成や事業化など目標達成を前提とする包括的な支援を行う
コーディネート 医療現場でのニーズ探索/人材育成/研究計画/研究者・専門家・関係企業へのマッチング

 

STEP
2
 
人材育成・
開発要望等
のヒアリング
STEP
3
 
受入時期の決定
/入会許可書返送
 
STEP
4
 
受入開始

 

基本会員年会費:11万円(消費税込)/アカデミアは無料
包括会員年会費:132万円(消費税込)

基本1年毎の契約となります。
達成目標にもよりますが包括会員に関して
短期での契約も相談可能です。